事業案内

子どもたちの豊かな成長を、いつもあたたかいまなざしで見守りたい。

児童養護施設 八楽児童寮

家庭環境に恵まれない2~18才までの児童と児童指導員・保育士が共に暮らし、家庭的な雰囲気の中で児童の健全な成長と社会的な自立を支援しています。
小規模の宿舎に分散して暮らすことで、より一般家庭に近い環境を実現し、思いやりと勤労尊重の精神を養っています。

事業内容のご案内

八楽児童寮ではさまざまな事業を行っています。

特別指導員配置

児童養護施設の年長児童については、その成長家庭において両親の養育方針の不一致、放任、過干渉などを経験しているため、大人への不信、自信喪失、情緒の不安定などを示すものが多くみられることから、従来の指導に加え、共にスポーツや表現活動等を行うことにより、児童との共感を深め、成就感や自信を与えたり情緒を安定させるため、これらに熱意のある指導員を雇用する。

施設機能強化推進事業実施

1.社会復帰等自立促進事業
施設を退所し、社会復帰した者(児)を施設に招き、入所児との交流活動を行うこと等により、就労のための心構え、社会性・協調性等入所児の社会復帰への自立意欲の高揚を図る。
入所児童のうち、家庭に問題がある等のケースについてその保護者を施設に招き、家庭環境の整備、支援方法等の指導を行うことにより、早期家庭復帰を図る。

2.処遇困難事例研究事業
在宅の非行等の問題行動を有する児童の養育経験者等を施設に招き、近隣の施設の指導員、保母等と共に処遇困難ケースについての研究会を行うほか、職員の施設間交流により新たな処遇技術を体得させる。

3.総合防災対策強化事業
施設の夜間等における火災発生の未然防止対策、職員等の防災着よう行くお呼び火災発生時の安全かつ迅速な避難誘導体制を充実する等施設の総合的な防災対策の充実強化を図る。

退所児童支援施設CLAMの家

八楽児童寮退所者の支援に加えて、短期的な子育て支援を行っています。
保護者が疾病などの理由により一定期間養育が困難となった場合(ショートステイ)や、保護者の仕事が恒常的に夜間に及ぶ際(トワイライトステイ)などに、一時的に児童をお預かりしています。

児童養護施設における虐待・ひきこもり不登校児への心理療法実施事業

資格を持ったセラピスト(心理療法士)が、絵や遊びを用いる<プレイセラピー>で、ひきこもりや不登校に悩む児童や虐待などにより心の傷を負った児童にカウンセリングを行います。
セラピストは子どもの心の奥底にある叫びを感知し、個々に合った方法で穏やかな状態へと導きます。

地域小規模児童養護施設

長期にわたり家庭復帰が見込めない児童を対象に、現に児童養護施設を運営している法人等の支援のもと、地域社会の民間住宅等を活用して近隣住民との適切な関係を保持しつつ、家庭的な環境の中で養護を実施することにより、児童の社会的自立の促進に寄与することを目的とする。

小規模グループケア

施設内において他の入所児童への影響が懸念される等手厚いケアを要する児童を対象に、小規模なグループ(定員6名)によるケアを行う体制を整備。
これに対応した職員を配置し、1単位の小規模ケアを実施する。地域社会の中で、近隣住民との適切な関係を保持しつつより社会化された家庭的な環境の中で養育することを目的とする。

子育て支援短期利用事業

核家族化や都市化の進行、自余性の社会進出等に伴い、家族や近隣社会における子どもの養育機能の定価が進んでおり、保護者の疾病、出産、恒常的な残業等の理由により家庭における児童の養育が困難になった場合に、一定の期間、養育・保護することにより、児童及びその家庭の福祉の向上を図る。

業務委託契約先:新城市

1.ショートステイ事業
利用要件は、社会的理由(疾病、出産、冠婚葬祭、事故、災害、失踪、出張、転勤、看護及び学校等への公的行事への参加)であり、利用期間は7日以内。

2.トワイライトステイ事業
利用要件は、保護者(父子・母子・養育者家庭等)の恒常的な残業等であり、利用期間は概ね6か月程度。

被虐待児童個別対応職員の配置

定員50名以上の児童養護施設において、豊富な知識と経験を有する主任児童指導員または同等の職員1人が被虐待児個別対応職員として交代制勤務から外れ、従来行ってきた児童指導員等への助言指導、里親への紹介等に加え、入所児の個別面接や、生活場面での1対1の対応、保護者への援助等にあたることができる環境を整え、被虐待児の支援の充実を図る。

被虐待児受入加算の実施

児童養護施設等に入所する被虐待児にきめ細やかな支援を行うための心理療法担当職員等の確保の経費に充てる被虐待児受入加算を実施。

家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワーカー)の配置

児童養護施設等の入所児童の早期家庭復帰等を図るため、施設入所以前から退所まで、更には退所後のアフターケアに至る総合的な家族調整を担う家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワーカー)を配置。

里親支援専門相談員の配置

里親支援ソーシャルワーカーとも呼ばれ、児童相談所の職員や地域の里親会等と連携して、里親の開拓や里親に対する研修、里親家庭の相談対応など、里親を支援し施設と里親をつなぐ役割を果たします。

こども食堂の経営

地域の子育て支援事業の一環として八楽児童寮では、平成30年度よりこども食堂を開設します。こども達が、1人でも、兄弟でも、お父さん・お母さんとでも来ることができ、こども達は無償で栄養満点な食事を、地域の人たちやこども達と団らんしながらとることができる食堂です。多様な価値観に触れて、楽しめる・賑わえる、また子育てに悩む保護者の方の支援の場としても活動します。

相談の受付

育児についての相談や、不登校児童の相談といった子育て支援のための家庭内の相談の他にも、児童福祉施設で働く方の相談事や、福祉科を専攻する学生の方の悩み事などにもお応えします。

第三者評価受審結果