セカンドステップ

問題解決の方法を学び、怒りのコントロール方法を身につける。

子どもの衝動的・攻撃的行動をやわらげ、
社会への適応力を高めるための教育プログラム。

セカンドステップとは

米国NPO法人Committee for Children(CFC)が
開発した暴力予防の教育プログラムです。

目的は「子どもの衝動的、攻撃的行動をやわらげ、社会への適応力を高めること」。
レッスンカードを用い、グループワークを行うことで、問題が起ったときに子どもたちが自ら解決し、健全な対人関係能力、問題解決能力を向上させることを目的としています。

セカンドステップ教材内容

  • 相互理解

    自分の気持ちと相手の気持ち。

    自分と相手の気持ちを感じ取る・相手の立場や考え方、価値観が分かる・他人に思いやりを示す。

  • 衝動コントロールと問題の解決

    衝動コントロールと問題の解決

    問題解決のステップを学ぶ・ブレーンストーミング。
    解決策の吟味(安全か? みんなはどんな気持ちか? フェアか? うまくいくか?)。

  • 怒りの扱い

    怒りをコントロールする

    怒りを自覚する・落ち着くステップを学ぶ。

レッスンの流れ

八楽児童寮での実践について

  • 平成19年度より、安心で安全な生活を送るために必要なプログラムとして導入。
  • 幼児、小学生は5~6人の小グループワークとして行ない、中学生・高校生については、適宜個別に行なっている。
  • 隔週土曜日(月2回程度)、
    1グループレッスン約30分程度。
  • 日常への展開として、レッスンの内容などを職員に伝え、共通理解を図る。

セカンドステップの効果

  • 子ども
    問題解決の方法を知ることで、言動に攻撃性が減少する傾向にある。
  • 職員
    中立的に問題を捉え、セカンドステップでの解決を促す。
    セカンドステップのレッスンで、コミュニケーション能力や、共感性、対人関係能力も育まれている。