社会福祉法人 和敬会

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2026.06.16

和敬会アーティスト雇用について

アーティスト雇用への想い

社会福祉法人和敬会では、このたび新たな取り組みとして、障害のある方をアーティストとして雇用する取り組みをスタートしました。

和敬会が大切にしているのは、福祉を“支援”としてだけ捉えるのではなく、一人ひとりの「生きる」を支えることです。

その人が持つ力、その人らしさ、その人にしかない感性や表現を大切にしながら、地域や社会とのつながりを生み出していきたい。
そんな想いのもと、今回のアーティスト雇用が始まりました。

表現する力を、仕事につなげる

福祉の現場では、「できないことを支える」ことに目が向きがちかもしれません。
もちろん、それも大切な支援のひとつです。
しかし私たちは、それと同じくらい、その人が持っている力をどう社会につないでいくかが大切だと考えています。

絵を描くことが好きな人。
色を選ぶことが得意な人。
自分の世界観を形にすることができる人。

そうした力は、ただの趣味や個性にとどまるものではなく、人の心を動かし、暮らしに彩りを与え、仕事として価値を生み出す力にもなります。

今回の取り組みは、障害のある方の表現する力を、仕事として社会につなげていく挑戦です。
そして同時に、和敬会にとっても、福祉の新しい可能性を広げていく取り組みだと考えています。

和敬会のアーティスト「ユウスケ」について

制作中のユウスケ

今回、和敬会のアーティストとして新たに仲間に加わってくれたのが、ユウスケです。
ユウスケは、デジタルイラストを制作するアーティストです。
タブレットを使いながら、自分ならではの感性で、のびやかで印象的な作品を生み出しています。

シンプルな線や色づかいの中に、ユウスケらしい世界観があり、見ていると自然と気持ちがやわらぐような、そんな魅力を持った作品ばかりです。

イラストには、親しみやすさと温かさがあり、子どもから大人まで、幅広い方に親しんでいただける力があります。

制作は主にタブレットを使って、ひとつひとつ丁寧に作品を描いています。
画面に向かい、指先で色や形を重ねながら、少しずつ作品をつくりあげていくその姿からは、ユウスケの集中力や表現への想いが伝わってきます。

作品は和敬会のさまざまな場面へ

タイトル「フェリーニ王」

ユウスケの作品は、今後、和敬会のさまざまな場面で登場していく予定です。

生活されているお年寄りや子ども達にとっては、日々の空間にやさしい彩りが加わること。
スタッフにとっては、仕事の中に温かさや楽しさを感じられること。
地域の皆さまにとっては、和敬会の新しい魅力や姿勢を知っていただくきっかけになること。

ユウスケのイラストを見に来ることだけを目的に、和敬会へお越しいただくことも大歓迎です。

アートには、言葉とはまた違う形で、人と人をつなぐ力があります。
ユウスケの作品が、そんな役割を担ってくれることを私たちは期待しています。

なぜ、福祉の現場でアートなのか

タイトル「姉弟ライオン」

タイトル「こわい!」

「福祉の現場で、なぜアートなのか」
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし私たちは、アートもまた、“その人らしく生きる”ことを支える大切な営みだと考えています。

人は、食事や入浴だけで生きているわけではありません。

心が動くこと。
誰かに見てもらえること。
自分の表現が誰かの役に立つこと。
そこに、自分の存在する意味や喜びを感じること。

そうしたこともまた、その人の「生きる」を支える大切な要素です。

障害のある方が、自分の表現を通して社会とつながり、役割を持ち、誰かの喜びにつながっていく。
和敬会は、そうした関係性を育んでいける福祉でありたいと思っています。

おわりに

ユウスケの作品は、これから和敬会のさまざまな場所で登場していきます。
見かけたときには、ぜひその作品にも注目してみてください。

アートで、暮らしに彩りを。
表現する力が、誰かの喜びにつながる。

和敬会はこれからも、一人ひとりの可能性を大切にしながら、地域にひらかれた福祉、そしてその人らしい「生きる」を支える福祉を目指してまいります。