現場実習・ボランティア

子どもたちとかけがえのない時間を過ごす現場実習・ボランティア。

未来の社会的養護を担う人材教育は、私たちに課せられた使命です。
八楽では、実習生の受け入れに力を注ぎます。
なぜなら私たちもそうして育てていただいたからです。

実習の心構え

ただ単位の修得を目的とした実習にするのではなく、
しっかりした目的を定めた実習にしてください。

この実習でなにを学ぶのか/この実習でなにを体験するのか

これらについて、しっかりとした目的を定めて臨んでください。
その上で

実習の目標

八楽児童寮の現状の認識/八楽児童寮の施設機能の理解/保育士・児童指導員の職能についての経験習得

上記3つが達成できるように施設側は受け入れ態勢と配慮を整えています。ですが、実習生それぞれの目的がなければ、これらを本当の意味で消化する事すらできません。
重複しますが、施設に入所しているが故に、子ども達は私生活を実習生に見せなければならないのです。プライベートな生活を覗かれる子ども達の心境を理解してください。せっかく子ども達が提供してくれる機会です。謙虚な気持ちを持って、この機会を意義あるものにして下さい。

実習カリキュラム

八楽児童寮の実習カリキュラムは、下記の通りです。

  • 事前準備

    事前に配布する冊子を熟読のうえ、課題に取り組んでいただきます。

  • 子どもの気持ちの汲み取り方

    子どもの何気ない言葉に込められた重要な意味の理解につとめます。

  • オリエンテーション

    実習1ヶ月前には事前指導という形で、オリエンテーションを行います。

  • インテークでのポスター作製

    実習1日目より溶け込めるように、予め実習生の皆さんに自己紹介のポスターを作製していただきます。

  • 「おいもころころ」を読んで

    日本童話のひとつ「おいもころころ」を課題とし、心理学でいうモデリングについて考えます。

  • 寮長講話

    八楽児童寮の処遇理念・指導方針を理解していただきます。

  • 小舎実習

    職員の助手的立場として担当職員との協同作業を行います。

  • 中間反省会

    前半の疑問点・反省点を提起し、実習担当によるスーパーバイズを受けながら、後半の参加実習へのポイントを絞ります。

  • 総括反省会

    実習期間を通じて未解決である疑問や問題点に対して、各職種から解決を図ります。

  • 大学教員のスーパービジョン

    大学の先生に中間反省会または総括反省会に同席していただき、先生からのスーパーバイズを受けていただきます。

  • 課程別カリキュラム実習

    保育士実習・社会福祉士実習の各課程にそった指導を行っています。

  • 自立支援社会福祉士実習

    小舎実習と並行し、児童のケース理解につとめ、自立支援計画を立てます。

実習指導者紹介

2010年度から社会福祉士を目指すソーシャルワーク実習に一定の要件を満たした「実習指導者」の配置が義務付けられました。八楽児童寮では、児童指導員の浅井寛子が研修を終了し、その認定を受けました。

浅井寛子 HIROKO ASAI

児童指導員社会福祉士 第131541号
相談援助実習実習指導者講習会修了証 26090019番

ボランティアの募集

八楽児童寮ではボランティアの方を随時募集しています。

  • 子どもの処遇を豊かにすることができる
  • 八楽児童寮と地域との接点を豊かにすることができる
  • 地域福祉を支える力を育てることができる

上記3つをおもな目的とし、ボランティア受け入れを実施しています。子どもたちにとって、施設内の大人(職員)とのかかわりだけでは不十分であり、さまざまな立場の人と交わり、いろいろな考え方や感じ方を吸収させてくれる存在が子どもたちの成長には不可欠です。その存在となるのがボランティアの皆さんです。

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